シウマイ弁当でおなじみの崎陽軒の工場見学に行ってきました。
崎陽軒の工場見学について

関東一円の方はもちろん、全国津々浦々まで知れ渡っている横浜名物のシウマイ弁当を作っている崎陽軒。
「横浜のおいしさを、創りつづける。」というスローガンからわかるように、横浜に本社を置く企業です。崎陽軒の横浜工場(横浜市・港北区)では工場見学が随時行われています。
工場見学ではシウマイの製造ラインの見学はもちろん、シウマイ弁当誕生と崎陽軒の歴史、そして名物のシウマイが試食できるのになんと無料。したがって、数ある工場見学の中でも超人気クラスなのではないかと思います。
崎陽軒の工場見学の概要と予約方法
| 開催日 | 火・水・金・土曜日 ※毎月の月末と年末年始を除く |
|---|---|
| 開催時間 | 9:00~ / 10:30~ / 12:30~ / 14:00~ ※各回 約90分(試食含む) |
| 催行人数 | 1~45名様 ※他のお客様との合同の見学です。 ※15歳以下の方のみのご参加はできません。成人の同伴者を含めた人数でご予約ください。 |
| 予約受付開始日 | 3ヵ月前の同日 午前0時より開始 (例)6月8日見学のご予約は3月8日 午前0時より開始 |
| 予約方法 | 予約サイトからの事前予約制 |
| 参加費用 | 無料 |
崎陽軒の工場見学は毎週火~土の1日4回開催。1回あたり45名定員なので、単純計算で1ヶ月に2,880名程度の見学者を受け入れることができるはずなのですが、下記の画像をご覧ください。

上記はわたしが7/16撮影した予約サイトのキャプチャです。
予約開始は3ヶ月前の同日午前0時からとなっておるのですが、このとおり。もう3ヶ月後までびっちりです。10月のキャプチャは撮ってませんが、いうまでもなく本日0時解禁の10月16日の予約までびっちり。空きなし。
めっちゃくちゃ人気がある。おそらく解禁時間に突撃すればきちんと予約できるのだとは思うけれど、行きたい日にちを先に決めて、3ヶ月前から予約を頑張るというのはよほどやる気がないとできない。そんなわけで、ここの工場見学の予約難易度はかなり高いです。
わたしも結構前からずっと行きたいなーと、事あるごとにチェックをしているのですが、なかなか機会に恵まれず。
しかし、ある日。夏休みも近づいたのでふんわり「あーもう夏休みだし、工場見学の予約でも入れるか。どっか空いてないかな~」と思ってサイトをチェックしたところ、運よく3日後の予約が空いていたのです。
おそらくキャンセルがでたのかな?非常にラッキーでした。
さっき見たら夏休みにぽっこり空きが出たりもしていたので、直前にキャンセルする人は割といるのかも。
たまーにチェックすると、運が良ければ直近に申し込めるかも!
崎陽軒の工場見学レポート
参加枠は1回あたり45名なのですが、解説や案内の都合上1回を3チームに分けて案内していました。
参加者の年齢やグループの規模は様々で、下は未就学児から上はシニアまで。
チーム分けは参加者の年齢とか構成が関係あるのかな?
パット見た感じでは、元気そうな大人多めチーム、シニア多めチーム、子連れチームという感じでした。チームに寄って見学に回る順番が異なるようでしたが、内容にはかわりがないとのこと。
1.崎陽軒の歴史VTR
まず崎陽軒の歴史紹介VTRから。
崎陽軒が誕生したのは1908年(明治41)。創業100年超えですごい。鉄道が日本にできたばかりの明治後期~大正の時代です。
鉄道網が全国に広がるにつれ、駅弁文化も花が開きます。その流れで、崎陽軒の当時の社長野並茂吉氏が「横浜でも駅弁売ろう!」と考えたものの、当時は横浜に名物らしい名物はなかった。今となっては異国情緒あふれる港町=横浜という確固たるブランドがあるものの、当時はまだ歴史文化の浅いまちだったわけです。東海道線の他の駅と比べたときに、食文化としては弱かったと。

で、創業者の茂吉さんはどうしようと考えて、街をぶらぶらして気がついた。
「横浜には他にはない南京街(中華街)があるじゃないか!」と。その南京街のどの店頭でもシウマイを蒸して売ってるぞと。
そんなわけで駅弁としてシウマイを売ろうと思ったけど、シウマイって冷めると美味しくなくなっちゃう。お肉なので油多いから、油が冷え固まって美味しくなくなっちゃうんだよね。
で、これをどうしようかなと考えたのが崎陽軒のシウマイの美味しさの秘密。
崎陽軒のシウマイには、北海道産の干し貝柱を水で戻したものと、そのだし汁を余すことなく入っているのです。

本物のホタテの干し貝柱をじゃじゃーん!と見せていただきました。
北海道民のわたしは知っている…この貝柱100g3000円ぐらいする高級品だということを
この高級品をたっぷりつかっているので、他にはない深い味わいと食感を保てているってことなんですな。
あと崎陽軒のシウマイはグリーンピースが乗っていないんだけど、入っていないんじゃなくて、案の中に練り込まれているそうです。
しょう油入れの「ひょうちゃん」の展示と歴史

崎陽軒のマスコットキャラクターの「ひょうちゃん」。なぜ「ひょうちゃん」なのかというと、ひょうたんの「ひょうちゃん」らしい。
崎陽軒のシウマイ誕生当初はガラス瓶だった付属のしょう油入れが、戦後に白いひょうたん型の陶器に変更。漫画家の横山隆一先生が顔を描いてくれたことにより、ひょうちゃんが誕生したとのことです。

その後もミスドのイラストレーターの方とコラボしてミスドっぽい顔がついたりとか、還暦記念で金・銀のひょうちゃんが入ってたりとか。

期間限定もあるようです。
シウマイ製造ラインの見学
シウマイの製造ラインはさすがに圧巻!
一つの川の流れのようにシウマイ完結する!みたいな。流れるようなラインです。
スタートは漏斗形の入口。ここに粉みたいがいっぱい入っているのですが、その横から練られた粉が棒状になって出てきます。それが次の機械に直接イン。
インされた棒状の粉だったものは、出てくるときには平たく伸ばされて、シウマイの皮となっています。
そして、次の機械は上からお肉の餡が落ちてくるんですよね。その餡を一瞬で包む機械の中に横から帯状のシウマイの皮が吸い込まれていったかと思うと、あっという間に出口からきれいに並んだシウマイが!
それを作業員さんがチェックして、トレーに並べて蒸し器に入れる……って感じでほぼ全自動でした。見応えがありました。
蒸し上がった餃子は、ピックアップされて袋にに詰められて真空パックされます。それもほぼ自動。
まずトレイに並んだ蒸し上がったシウマイを機械が持ち上げ、隣の機械が待ち構えている袋に詰められる。詰められた袋は一瞬で封がされて真空になって滑り台を滑り落ちて別室へ……という感じ。すべり台の先ではレトルト殺菌するというお話でした。
ちなみに袋に入れるために機械がシウマイを持ち上げる時、どうなっているでしょうか?
という、問題が出たんだけど。よーーくみたら、めっちゃ細かい針で刺して持ち上げてた!
蒸し上がったシウマイをブサッと刺して持ち上げて袋に入れるって、意外とアナログだなと思いつつ。たまに失敗してポロっと落とすらしいですが、ちゃんと検品してるので個数の足りない袋とかは販売されないとのことでした。
駅弁の歴史・シウマイ弁当のひみつ・弁当箱詰めライン見学

崎陽軒といえばやっぱり駅で買えるシウマイ弁当ですが、それ以外にも色んな種類のお弁当を製造しているとのこと。ホテルへの仕出しやスタジアムでのイベント販売など、場所に合わせて内容や価格帯も様々で驚きました。
わたしが見学したときにお弁当のラインで製造していたのは「チャーハン弁当」

具材がずらりと並べられたラインの前を、お弁当の折詰がコンベアに乗ってゆーっくり流れていくのですが、その前に作業者さんがズラーッと並んで、みんな凄まじい速度で具材を詰めていくんですよ。ぜんぶ手作業で。
最後にベテランさんが凄まじい速さでササササッて掛け紙をかけたかと思うと、一瞬で紐もかかってて、ハイ完成! みたいな感じですごい。ほんと1秒ぐらいでパッキングされてて驚いた。面白かったです。
シウマイ弁当の製造工程はVTRで見せてもらいました。シウマイ弁当ってすっごい具いっぱい入ってるんですね。「シウマイ」弁当なのに唐揚げ、卵焼き、鮪の照り焼きまで入ってる。いままで買ったことなかったんだけど、すごい美味しそうだったので今度買ってみようと思いました。
ちなみにシウマイ弁当は横浜工場の他にも、東京工場でも作られているとのこと。お弁当の掛け紙のイラストがビミョーに違う(東京版は「とあるランドマーク」が描き足されている)ので、今度買ったらチェックしてみたいです。
シウマイ試食・撮影ポイント

試食コーナーの手前に、写真撮影スペースが用意されていました。
ここは昔、シウマイ弁当を駅弁で売ってた頃のイメージを再現しましたみたいな感じ。電車の座席みたいなのと、窓の外でシウマイを売ってる人みたいなマネキンがいて、衣装とか小道具まで用意されてて写真撮れます。

スタッフさんが写真を撮ってくれました。わたしはシウマイ娘()、息子はシウマイ売りの少年。

シウマイ弁当が出たばかりの頃、キャンペーンガールとして「シウマイ娘」という女性が販売員をしていたとのこと。歴代シウマイ娘の制服も展示されておりました。どれもかわいい。
ちなみにシウマイ娘になるためには条件があって158cm以上でないとNGだったとのこと。理由は列車の窓の高さに手が届かないと、お金のやり取りとかが難しいかったかららしいです。なるほど。

シウマイの試食前に、手を洗うスペースがあるのですが、ここにも体験が。
工場で実際に使われている「2分間手を洗わないと止まらない機械」が実装されていました。隣には普通の蛇口もあります。

試食のシウマイは2種類。1つ目はいわゆる崎陽軒のおなじみのシウマイです。小さめのやつ。そして2つ目が大きめのシウマイ。これは入ってるホタテの量が全然違う特別なやつ。美味しかったな。サブレもおいしかった!
ひょうちゃんのしょう油入れおみやげにいただきました。
お土産・イートインショップ

工場の入り口にお土産ショップがあります。ここにはイートインコーナーもあり、肉まんとかシウマイまんとかがその場でいただけます。

シウマイまんは、シウマイサイズの肉まんみたいなもの。ひょうちゃんの焼印が入ってました。
シウマイの餡と肉まんの餡って何が違うのかな? と思ったけど、よく考えたら崎陽軒のシウマイはグリーンピースが中に入ってるので、多分餡の種は違うような気がする。

肉まんにはグリーンピースが入っていないようでした。
工場の外にも、コンビニサイズの即売所みたいのがあって、お弁当などが販売されているようです。
「崎陽軒 横浜工場」のアクセス

- 住所:横浜市都筑区川向町675番1号
- 休館日:日・月・木・毎月末日・年末年始
- 予約方法:インターネットまたは電話
- 入館料:無料
崎陽軒の横浜工場は新横浜からほど近い港北インターチェンジの真横!

公共機関でのアクセスはわりと難しい。JR新横浜または横浜市営地下鉄新切羽駅からバスが出ているのだけど、最寄りのバス停(港北インター)は本数が非常に少ない。本数の多い市営バス41系統では徒歩10分程度の新開橋というところで降りなくてはならないので、夏はとてもしんどいです。自家用車があればそれがベスト。
ちなみに徒歩10分のバス停「新開橋」の目の前には、IKEA港北店があります。

帰りにIKEAのスウェーデンレストランで遅めのランチを食べたので、帰路はシャトルバスにお世話になりました。IKEAもあわせて楽しめてよかったです。
IKEAから新横浜駅まで片道15分ぐらい。平日は1時間に2本、休日は3本あります。