スポンサーリンク
事の始まりは、2013年秋。
それは私が、自分の力で初めてパスポートを取得した時のことでした。
スポンサーリンク
国内に…飽きた?
理由はもちろん海外に行きたかったからなんだけど、行き先も予定もなにもない状態で取った。
なんか、とりあえず取っておかないと、多分一生いかないんじゃないかっていう気がしてた。
今までは「国内を全制覇しないと海外に行くなんてとんでもない!」と心のどこかにルールがあり、国内は30歳までに全部制覇する予定だった。
でも、全然だめだ。いまんところ17都道府県しかいけてない。
なのに、なんか最近国内では物足りなくなってきた。
国内のどんな城を見ても、どんな景色をみても「感動!衝撃!すごいや!」って気分がなくなってきた。
慣れというほど回ってないのに、自分の飽きっぽさがいやんなる。
「改めて国内の良さを見直すためにもここはいっちょ海外に進出じゃ」
と、その時にそう思っていたのかどうかは忘れてしまったけれど、とりあえずいきなりパスポートだけ取ってみた。
それから、毎日のように「海外旅行デビューはどこにしようか。一人で行くなら近場がいいかな。台湾かな、韓国かな。タイも行ってみたいな……」なんてことを考えまくっていたわけです。
立ちはだかる高い壁
しかし、そんな私の目の前に壁が立ちはだかる男。夫=夫。
過保護すぎる夫曰く

「覚せい剤ダメ絶対」くらいの厳しい顔で言ってくる。
普段、夫は私にダメと言わない男である。
「転職したい」「結婚してくれ」「あれが買いたい」「これをしましょう」
夫はことごとく「ダメ」とは言わないので、私は以前にも増してわがまま三昧。どうだうらやましいだろう。
でも、そんな夫がダメだっていうんだよ。
海外だけはダメだって。ヨヨ……。
それは聞かないとまずいでしょう。
そんなわけで、パスポートは取ったものの、私の海外デビュー計画は頓挫したままだったのです。
持つべきものは血を分けた母!
「ひとりで行けないのなら誰か誘えばいいじゃないか」と言われるかもしれませんが、私が一人旅を好きな理由は“わがままだから”。
誰かをおつきあいさせて、思い通りにならなくて相手に気を使わせるのが目に見えております。
そこで、気を使わないであろう家族を誘うことを思い浮かべるのですが……
父=海外大嫌い。英語大嫌い。海外出張するくらいなら、会社辞めるとまで言った男
母=一度香港にツアーで行ったことがある(ワタクシも一緒)が、かなりおっかない目に遭遇し(目の前でみただけだけど)、海外はこりごり
妹=そもそも旅に興味がない。そして、金も時間もない
夫(夫)=休みは平日だし、仕事休めないから1泊以上の旅行は基本無理!
数少ない友人=カレンダー休みで超多忙
こんなわけで、家族全滅です。ワタクシのパスポートは16,000円もするタンスの肥やしになる予定でした。
しかし、年末年始に帰省した際「パスポート取ったんだよねー」と何気なく母に報告すると、妙な食いつきが。
「どこに行くのー?」「いつとったのー?」と、質問がとまらない。
そしてついに
母「いいなー。お母さんもどっかいってみたい」
なんと! どういった風の吹き回し。
母は海外の恐怖にリベンジすると言っているのだ。
すごいぞ50代後半。思い切ったなマイマザー。
ノリでトルコって言ってみた
その後、とんとん拍子に話が進み、
「母と一緒なら、けっこう遠くまで行っていいんじゃないか!?」と、妙に気が大きくなった私は
「イタリアかトルコに行ってみたい」と大きく出てしまいました。
しかし母、怯むどころか超乗り気。
トルコがどこか良くわかってないのか、なんかすごいやる気。
万歳母。さすがワタクシの母。
ワタクシが長期休みが取れるのが盆暮れ正月くらいなもんだったので、一番近いお盆休みに照準をあわせると問題になるのが、ヨーロッパのバカンス。
イタリアは盆の時期バカンス中でお休みだらけかもしれないということで、トルコにしました。
「何でいきなりトルコ? 初心者のくせに」と言われるかもしれませんが、トルコはワタクシ一番行きたい国なのです。
歴史がいっぱいあって、遺跡もいっぱいあって。
さらに本で読んだのですが、雑貨がエキゾチックでかわいくて、ブランドに興味がない人ほど買い物天国というじゃないですか。
これはトルコですな。トルコトルコ。
もう、気分はトルコです。早速半年も前からツアーを探しまくりです。
それを聞きつけた妹、「私も行きたい」。
お前、金ない、時間ないと言っていただろう。
さらに、母の自慢話を聞かされた伯母、「私も行きたい」。
3年くらい会ってないけどOKだ!どーんと恋!
まとめ
てなわけで、母、伯母、妹と4人でトルコに行くことになりました。
いわゆる一般的なトルコ周遊8日間。パッケージツアーのやつ。お盆なので、多分普段の2倍くらいのお値段でしたが、やむおえじ。
そんなわけで、夫と父をお留守番させて、我々はトルコへと旅立ったのでした。
すまん夫よ!
そして、お小遣いくれてありがとう父!
続きます